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中古マンションをリノベーションするとき、誰だって
失敗したくない!
後悔したくない!
って思いますよね。
失敗や後悔を防ぐためには要望をキチンと伝えることが大切です。
伝えたはずなのに伝わってない。言った言わないのすれ違いは不幸のスタート。もうこれホント。アタシも二世帯住宅やリノベーションを経験して痛いほど感じてます。
ということで。
今回はリノベーションを成功させる「リノベーションの要望書」の役割と作り方を熱く語りたいと思います!
リノベーションが失敗する原因
リノベーション会社だって設計士さんだって失敗したくない。お客さんに満足してもらいたいって思ってるはずなんです。それなのに
こんなはずじゃなかったー
って事があるとしたらそれは
- 要望が上手く伝わってなかった
- 担当さんとフィーリングが合わなかった
- コミュニケーション不足
のどれかが原因です。キッパリ。
アタシは以前、二世帯住宅を計画していたことがあるんですが、その設計中に設計士さんと何度打ち合わせしても思うような間取りが出てこない時があって。
あ〜伝え方が悪いのかなぁと。
この人とは話が合わないのかなぁと。
あんな感じで〜こんな雰囲気で〜と言葉で言っても、お互いの頭の中に浮かんでるイメージが一致してるとは限らない。
例えば「モダンな雰囲気にしたい」と言っても、自分の思うモダンと相手が思うモダンのイメージは全く違うかもしれないよね?って事です。
リノベーションを成功させるために必要なこと
リノベーションにおいてイメージのすり合わせはすごく大切。お互いが想像するイメージのすれ違いを解決する手段は
リノベーションの要望書をシッカリ作ること
アタシも過去の苦い経験を重ね、リノベーションは失敗したくないー!スムーズに事を運びたいー!と思ってリノベーションの要望書をシッカリ作りました。
要望書を作ると打ち合わせもグンと楽になりますんで。これからリノベーションをされる方にはぜひ作って欲しい。
リノベーションの要望書はPDFの方が良い
リノベーションの要望書を作ることなんて知ってるよ!みんな作ってるものでしょ?と思う方もいらっしゃると思うんですが。
ノートに写真を貼ったり手書きで書いてしまうと1冊しか作れませんよね。
要望書はリノベーション会社の担当さんと
共有することが大事
ぜひPDFで作ってメールで送信しましょう。修正があればその都度メールで送れるし、言った言わないのトラブルも防げますよー。
PDFの要望書は打ち合わせもラクになる
リノベーション会社を選ぶ時、アタシの場合は3社にしぼってプランとお見積を依頼しました。…ってことは、
同じ内容を3回説明することになるわけです。
相手が変われば、打ち合わせの流れも言葉のやり取りも変わるので、言葉の選び方がその都度ビミョーに変わっちゃうんですよね。
同じ条件で依頼しないと初回ラフ提案も比較しずらくなっちゃう。
そんな時も要望書をPDFで1つ作っておけば、各社に同じ要望内容を伝えることができますわ。
打ち合わせ時にプリントして持っていっても良いけれど、アタシは「打ち合わせの前に読んでおいて下さい」とPDFをメールしておきました。
依頼内容がブレないし話す時間も短縮できる♪
はじめまして〜と席についてからシートを渡して話し始めると結局時間かかっちゃうんで。先にメールしておくと先方も事前に質問を想定できてハナシも早かったですよ。
こちら的にも、同じことを何度も伝える必要がなくなるのもPDFの良いポイントです。
って事で、要望書はPDFがオススメ。
リノベーションで失敗しない要望書の作り方
さて、それでは要望書の作り方について。
要望書と言っても、やみくもに希望だけ書けば良いというものではございません。相手に伝わらなければ絵に描いた餅になるだけなのは言わずもがな。
要望書の書き方には多少コツがございます。
この辺りはアタシの職業(グラフィックデザイナーです)にも関係しているので割と得意分野。
実はコレ二世帯住宅設計の時も最後の最後で作って、ザ・ハウスさんに
「この資料とっても分かりやすいですね!他のお客様にも推奨したいので、参考のために頂いて良いですか?」と言われたんですよぅ。→軽い手前味噌。
リノベーション事例をたくさん見て写真を集める
百聞は一見に如かずとは良く言ったもので、やっぱり写真やイメージ素材があるとないとじゃ伝わり方も大違いでした。
まずはリノベーション事例をたくさん眺めて、自分が理想とするお家のイメージに近い写真をかき集めましょう。
もしまだイメージが固まってないとか悩み中という方はリノベーション事例を見て「良いな」と思った写真を集めてみましょう。
集めた写真を眺めると自分が好きなテイストに気づけると思いますよ。
部屋ごとの写真を集める
写真を集めたらお部屋やディテールごとに分類してみましょう。例えば下記のように。
- 玄関
- キッチン
- 寝室
- トイレ、洗面所、お風呂などの水回り
- クローゼット
- ドアの雰囲気
- 床材や壁紙
足りない写真があったら重点的に探して集めます。もちろん1エリア1枚じゃなくてOK。探し始めると感じると思うけど
ドンピシャな写真てそうそう無いので
例えばドアの雰囲気はコレ、キッチンの面材はコレと言ったように、一部だけ理想に近い写真も集めておいて、あとで要望シートに「ここだけ」と明記しておきます。
雑誌から探しても良いし街を歩いていて良いな〜と思ったお店の写真でもOK。探してるうちに自分の理想もどんどんハッキリしてくると思います!
上手く写真が集まらないときはリノベーション会社の資料を送ってもらうのもアリ。
資料請求できるリノベーション会社と書籍のご紹介は下記からどうぞ。
リノベーション要望書に書く項目
さて写真が集まったら、次は要望を文字で書き起こしていきます。
打ち合わせ時に口頭で説明することを全部テキストで書き込むつもりで作ると良いですわ。
- 家族構成/ライフスタイル
- 好きなテイスト
- 好きなインテリアショップやブランドのURL
- 平日の家にいる時間の過ごし方
- 休日の過ごし方
- 今の家の間取り図
- 今の家で不満に思っているところ
- 置くことが決まってる家具の写真とサイズ
- 欲しい収納の量
- 取り入れたい資材
- 風通しや採光についての希望
そして集めた写真を部屋ごとに分けて、玄関、キッチン、リビング、寝室、水回り、クローゼットなど1ページづつに分けて貼り、補足説明を追記します。
ライフスタイルや好きなテイストは大抵のリノベーション会社のヒアリングでも同じことを聞かれますんで。そこは是非ハッキリと明記しましょう。
こだわる広さが決まってるときは具体的に
収納はたっぷり、リビングは広く など人によって感覚の違う表現は漠然としすぎて相手もピンと来ません。
自分がこだわる広さがハッキリ決まってる場合は具体的な数字を入れましょう。
ただ注意が必要なのは「リビングは何畳以上」などガチガチに数字を入れてしまうと設計者も数字にこだわりすぎてしまい、より柔軟な提案が出てこないこともあるんですよね。
絶対守ってほしい数字以外は「提案してほしい」と書きましょう。
まだ決めかねている。
とにかく何もわからない。全部提案して欲しいー!という方は、現在の家の不満点と家での理想の過ごし方を中心に書くと良いですわ。
そんな感じで、アタシは全部で13ページ作成しました。
ウチのリノベーション要望書を公開しました!よろしければ〜
デザインの仕事している方ならでは!ですね
好きなテイストとかは特に言葉だけでは無理ですもん!
akiさん こんばんは〜♪
作る側の立場も経験してると「イイ感じにして」とか「カッコ良くして」とか、
漠然とした発注に閉口するときありますもんね…(汗
逆の立場(発注側)になったんで。その辺は出来るだけ分かってもらえる様に頑張ったつもりなんですけど。
さて、上手く伝わってますでしょうかー!?竣工を乞うご期待。