この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
リノベーションで失敗しないためには「リノベーションの要望書」を作るといいよ!ってことを以前ブログに書いたんですが。
わが家のリノベーション要望書のデータが出てきたので公開しますー(今さら?)
広告デザイナー歴20年以上。年月ばかり無駄に長いアタシですが。
この要望書は先方からも「わかりやすいですね」と定評のあった資料なので、きっとお役に立てるんじゃないかと…役立たなかったらごめん。
まぁとにかく。
これからリノベーションを予定していて、要望書があると良いのは知ってるけど
要望書ってどうやって作るの?
何を書けばいいの?
とお悩みの方の参考になれば嬉しいです。
リノベーション要望書が必要なワケ
要望書ってナニ?それホントに必要?って方は下記の記事をどうぞ。
リノベーションを進めるにあたり、だいたいどこのリノベーション会社でも打ち合わせ時に要望をヒアリングされると思うんです。
リノベ会社を決める段階で数社と打ち合わせとなると、その都度同じことを繰り返し話さなければならず。
ちょー大変。
リノベーションで失敗しないためには
要望をちゃんと伝えることが重要
なんだけど、相手が変われば言葉も変わるもんで。よっぽどの話し上手&プレゼン上手でない限り相手に上手く伝わらないこと山の如しなんですね。
そこで役立つのがリノベーション要望書。
要望書さえしっかり作っておけば内容がブレる事なく伝わるし、打ち合わせ前に読んでもらうことで時間の節約にもなりますんで。
要望書作りは超絶おすすめ。
わが家のリノベーション要望書を公開
さて、そんでばわが家のリノベーション要望書を公開いたします。
何を書けば良いのか?
がわかるように順番に並べていきますわ。
もちろんこれから紹介する要望書は「わが家の場合」なので、全部をきっちり同じに作る必要は無いです。
要は自分の要望が相手にちゃんと伝われば良いので。あくまで「目安」として参考にしてもらえればと思いますー。
1.家族構成と希望の住みごこち
まず基本情報として、
- 家族構成
- 平日、休日の家での過ごし方
- 趣味やライフスタイル
→これは大体どこのリノベーション会社でも聞かれることなので書いておきましょう。
そして希望する家全体の雰囲気と言いますか、自分が快適だと思う家の在り方を言葉にしてみます。
なんとな〜く漠然とは分かっていても、言葉にするのはなかなか難しいんですよね。要望書を作る作業って
文字に書くことで自分の考えもよりハッキリしてくる
っていう意味でも必要な作業なんじゃないかな?って思いましたわ。
2.好きなテイスト、ブランド、お店
自分が好きなテイスト、雰囲気をわかってもらうには、好きなブランドやお店を教えると相手にも伝わりやすいです。
インテリアブランドでも良いし、洋服屋さんやレストランでも構わないんで、いくつかピックアップして書いておきましょう。
アタシはお店の名前とURL、どんなところが好きかを記載しておきました。
3.リノベーションする家の間取りと希望
リノベーションする物件が決まってる方は間取り図を貼って、各エリアで叶えたいことを書き込んでいきます。
まだ探し中の方は現在お住いの家の間取り図に「不満点」を書き込みましょう。
わが家はやりたいリノベ内容がわりと固まってたので、こと細かく記載しちゃってますが。
間取りの提案はリノベ会社の仕事でもあるので。
キッチンはこんな風にしたい。リビングでこんな風に過ごしたい。クローゼットはどのくらい欲しい。などを記載しておけば良いかなと。
4.エリアごとに写真を入れて希望を説明する
次はディテールの希望です。
リノベーション事例や雑誌などから「良いな」と思った写真をストックしておいて、エリアごとにページを分けてペタペタ貼っていきます。
写真があると一目瞭然。百聞は一見に如かずなんですが、写真が小さすぎると伝わりづらいので
写真は大きめに配置しましょう。
ドンピシャ!丸っと全部この写真通りにしたい!っていう写真て、なかなか見つからないと思うので。
その写真のどこが好きか。
逆に参考にして欲しくない部分があれば言葉で捕捉します。
悩んでる、決めかねてる部分は応相談で大丈夫。
テイストの好き嫌い、住み心地の希望さえちゃんと伝わっていれば、リノベーション会社さんがプロの視点で提案してくれます。
例えばわが家は壁のどこかを白い羽目板にしたくて、理想の羽目板に近いイメージを探して大きく貼りました。
そして実際にリノベーションしたわが家の羽目板。希望通りにリノベできて大満足してます♪
羽目板も幅やペンキの塗り方で雰囲気が全然違うので。
光沢感がある方が良いのか?それともエイジング加工した雰囲気が好きなのか?程度がわかる写真を選んだ方が良いですね。
キッチンは基本的に全部収納してスッキリさせたい。そしてキッチンの面材は木目がいいなと思って選んだイメージ。
天井のどこかを木目にしたいなと思って選んだイメージ。結果、わが家のキッチンの天井は木目になりました。
5.置きたい家具の写真とサイズ
今使ってる家具でこれからも使うもの、置きたい家具が決まってるときは写真とサイズを入れておきましょう。
特に大きな家具はお部屋のテイストに大きく影響するもの。
惚れている家具ならなおさら、その家具の雰囲気に合わせてお部屋のテイストが決まることもあるぐらいですもんね。大事です。
わが家はソファータイプのダイニングセットを置くことが決まっていて、購入した段階で追記しました。
ちなみにウチが買ったのはアクタスさんのソファーセットなんだけど。
アクタスさんは家具の購入前にお部屋に置いた時のイメージが掴めるよう、3Dで図面を作成してくれる「3Dインテリアサービス」を実施してます。
6.その他、好きなテイストのイメージ画像
その他、集めたイメージ画像で各ページに貼り切れなかったもの。どうしても見せておきたいイメージがあったら追加で写真だけペタペタ貼っておきましょう。
その写真の「どこが好きなのか」を記載しておくことをお忘れなく〜。
以上でリノベーションの要望書が完成です!
ひとまず、伝えたいことは網羅できてると思うんで、完成したらPDFにしてリノベーション会社へメール送信するだけです。
リノベーション進行中も追加する
リノベーション内容を煮詰めていく段階になると、より細かい設備や仕様の話になりますんで。
その都度、希望するイメージが見つかったら追記して送っておくと相手も理解が早いと思います。
わが家の場合は、キッチンの吊り戸棚の希望が決まった時や掃除機の収納について相談したいときに追記して送りました。
読みやすい要望書を目指そう。
ということで。わが家のリノベーション要望書をご紹介しました。
要望がきちんと伝わること
が大事なので。
写真は大きく
読みやすい文字サイズで。
行間や文字間も詰めすぎず広げすぎず。文章は短めに、端的に、箇条書きでもOK。読みにくい要望書は読む気力を失っちゃうので。
ぜひ読みやすい要望書を作ってくださいませ。
要望に優先順位をつけておこう
さて、要望をキチンと伝えるPDFは完成したけれど、
要望が全部叶うかどうかは別問題
悲しいかなそれが現実。
予算や面積、スケジュールの関係で全てを叶えられないかもしれません。最終的にはコストコントロールも必要になると思います。
そんな時のために、要望書を作りながらリノベーションの優先順位も考えておくとあとで調整しやすくなりますよ。
ご参考までに〜。
ちきりん本とこちらのエントリーを参考にして2019/9頃に要望書を作成しました。
有用な内容を共有いただきありがとうございました。
我が家は4社コンペだったのですが、Dropboxに置いて同じURLを各社にお知らせするだけで済むので楽に情報共有ができました。ただ、初版を共有した後に各社と話す中で細かいところの追加があったので何度かアップデートをする必要があり、その度に共有していたので相手方にはご面倒をおかけしてしまったかもしれません。
また、コンテンツはこうしたいああしたいという部分にフォーカスして記載したのですが、実現困難な場合に各社の得意分野を生かした代替案の提示をしてもらいやすくするために、何故そうしたいのかを書いておけばよかったよかったかなとも思いました。
Omaさん はじめまして!
ちきりんさんなんて言うビッグネームと一緒に参考にして頂いたなんて嬉しいです。ありがとうございます♪
なるほど、Dropboxで共有すればメールで送る手間が省けますね!仰る通り、打ち合わせする中で資料もどんどんアップデートが必要になってくるんですよねー。最初からFIX資料を作成するのは困難だと思うので仕方ないと思います。どこが変わったのか一目で分かる様、修正や加筆箇所は文字色を変えるなど工夫が必要かも知れませんね。
物件の状態やコスト面で希望が叶わないこともリノベのあるあるでしょうか…希望の理由は書いておいたほうがベストだけれど、資料作成時はなかなかそこまで頭がまわりませんよね。
先方の代替案の出し方で、担当者がこちらの好みや希望をどこまで理解してくれているか?もうっすら分かる様な気がしました(笑)
こんにちは。
まさに今要望書を作るフェーズなんです!
私はSEなんですが、要求がふわふわしたままこちらもうまくヒアリングしきれてなく進んで失敗した事例はたくさん見てきました。
ただ自分の家は失敗できないじゃないですか〜。
なのでちゃんとこの時点で要望を伝えないと!とは思ってたんですが、どう表現するのが適切か悩んでいたんです。
なので凄い参考になります〜。
ありがとうございます
emaさん こんにちは〜♪
おぉ、なんてリアルタイム!ナイスタイミングで記事にできて良かったですー。
書きながら「この記事、需要あるかしら?」って思ってたんで。お役に立てそうでメチャ嬉しい。こちらこそコメント頂いてありがとうございます!
アタシも普段はクライアントから要望を聞く立場で。そうそう!要望がふわふわ系。困りますよね(笑)
おっしゃる通り、失敗できない家づくり。
要望書作りもなかなか大変だけれど、アタシはこのヤマを越えたら やりたいことも整理できて気持ちもちょっとラクになりましたよ。
素敵なお宅になります様に〜♪
要望書、今までもチラッと見切れてはいたけどしっかり見るのは当然初めて
すごいなー、わかりやすいって言われるだけのことはある
TSUNさん宅を思い浮かべながら見ると、きちんと要所要所に反映されていて感動すらするわ
好きなブランドを伝えることによって、自分の好きなテイストを分かってもらうって良いアイデア!
「写真は大きめに配置しましょう」
ほんとこれ
PCの画面で作業してるとだんだん感覚が分からなくなってくるけど、プリントアウトして第三者にも見てもらって、きちんとイメージが伝わるものになってるかどうかチェックしたいですよね
あとねー、13/13のサンルームというかインナーバルコニーというか
これ、憧れです
でもうちの場合はもし実現したとしても、洗濯物干しちゃうんだろうなw
おしゃれさのかけらも無いや
ひまわりさん こんばんは〜♪
データ整理してたら出てきてね。あーこれはブログに載せてなかったなーと思って。
ウチはやりたいことが比較的決まってたから、要望書通りに完成できたのかもな?って思うけど、伝え方って難しいですよね。
そうそう。好きなブランド言うだけで、その人の好みって何となくわかるよね!褒められて嬉しい(ハート)
読みやすさはレイアウト次第。ほんとそれ(笑)
同じこと書いてあっても、写真が小さいとピンと来なかったり、文字が小さすぎると読むことに余計なエネルギー使うから全然頭に入ってこなかったりするもんで。
確定申告の国から届く書類見ると毎回「うえ〜読みたくね〜読んでもわからね〜」って思うんで。それだけは避けたかったんだよね(汗)→アレもプロが作ってると思うんだけど。ほんと読む気失うわ。
インナーバルコニー。アタシも憧れだったー!
実際作ったらアタシに使いこなせるかしら?うーん…やっぱり洗濯物を干すと思うw。一緒一緒!